みなさんこんにちは!たいさです。
前回の記事では、いま妊娠中だけどなかなか大変なことになってるんですよね。という感じの記事を書きました。
この記事を書いた時には、妊娠高血圧症候群になってやべ〜〜〜〜〜生きて帰れるかな〜〜〜みたいなノリでした。
そこから結局3週間ほど入院した私。
今回は結局その後どうなってん。ということを書いていこうと思います。
結論ネタバレ:死にかけたけど、私も赤ちゃんも無事です!
ざっくりとした経過
前回の記事でも書いた通り、私は妊娠に伴って妊娠高血圧症候群という病気を発症し「子供産まれるまで入院な」とさっくり宣告されました。
ちなみに妊娠高血圧症候群は、妊娠期に起こる合併症の中でもかなり危険度の高いものらしいです。
高額療養費制度ありがてぇ…でもそれ以上に民間保険ありがてぇ…
オメェら!!!!絶対民間保険はなんでもかんでも解約するんじゃねぇぞ!!!!
なんていうメッセージで前回の記事を締めましたが、それ以降ず〜〜〜〜〜〜〜〜っと病院で入院生活を送っていました。
虚無の入院生活、悟りの領域へ
入院生活は、マジのマジで虚無生活でした。
病院はデイルームにしかWi-Fiがないので、ahamo大盛りでなんとか耐えたり、ポケットWi-Fiを持ち込んだりしました。
ネットを自由に使い続けられないという環境is人間を追い込むとよく分かった
また大学病院であるため、基本ハイリスクな妊婦さんばかり入院していてほぼ100%の人が点滴棒を押しており中々の世紀末感が漂っておりました。(コロナのため面会時間も週2回15分のみという鬼制限)
暇&入院生活が虚無っていたため、天井を見つめる時間があまりに長く悟りを開く私。
なんで妊娠出産は女だけなんや?なんでお前は痛みもつわりもなく子供に会えるんや??お前がキンタマから子供産めやなどと
ジェンダー平等論過激派並みの激詰めを夫にしでかしたり(※いくら怒ろうと、世界の理は変わりません)
妊娠高血圧症の恐ろしい合併症などを検索しまくり
もうあかん…マジで死ぬかも…などとメンヘラをかましたり。
ただ、病棟の助産師・看護師さんたちには私が看護師ということがバレていたので、「こいつ看護師やのにどんだけメンタルやられとんねん…」と思われたくない一心で「私、大丈夫ですけど?」みたいな態度で入院生活を送っていました。
絶対いらん謎のプライド
まぁそんなこんなで、う〜〜〜〜んまずは1週間体もつかな(笑)
みたいな状況でしたが、なんとなんと私の体は意外と頑張り入院から2週間は何事もなく元気に安静生活を送ることができたのです。
今振り返ってみると、妊娠高血圧症は血圧が上がった瞬間「はいアウト!」という人が多いので、1回170/110mmHgというバケモン血圧を叩きだしておきながらもここまで耐えれた私は中々偉いですよね(自画自賛)
突然の体調悪化&夜間緊急オペ…
前述もしたとおり妊娠高血圧症候群は本当に突然症状が悪くなります。
いつも通り、夜の検査をしながら進撃の巨人をスマホで見ていたら
「(本名)さん大丈夫!?」と、助産師さんが部屋に駆け込んできました。
特に痛みも何もなく、進撃の巨人を見ていた私からしたら「え、どしたん???」という感じでしたが、検査中に一気に赤ちゃんの心拍が落ちたとのこと。
全然自覚症状も何もなかったので、ちょうど検査の時でよかった〜と今になっては思います。
あれよあれよという間に先生がたくさんやってきて「旦那さん今すぐ呼べる?緊急の帝王切開になるかも」と。
え、急展開すぎん?
その時はすでに23時近かったのですが、旦那は夜行性なのですぐに電話がつながりました。この時だけは旦那が夜行性でよかったと思いました。笑
そこからあれよあれよという間に、帝王切開決定!多量の書類にサイン!と腱鞘炎レベルでサインしまくりました。
自分が看護師の時には当たり前のようにやってたことですが、実際患者になってみるとあの大量のサインはマジでめんどくさいと実感
切腹&赤ちゃん誕生
手術が決まると、数十分後には現代医学による切腹(※帝王切開のこと)が始まりました。
オペ場に勤務したことはないですが、オペ室に入っている事は何回かあったので特に緊張もせず、手術を受けていましたが帝王切開って本当に早い。
数分で赤ちゃん爆誕!!!!!!!元気に泣いてくれたのでとりあえず一安心。
ただ私の場合大変だったのはそこからで、出産後に大量出血が起こり
「ガーゼもっと持ってきて!」
「やばい〜出血1ℓ超えてきたわ」
なんていう、執刀医のスリリング独り言実況を受けることに。これは中々にメンタルにきました。
頼むから、全身麻酔にしてくれやと思った。笑
あんまり詳しく書きすぎると、本気で心配されるのでサクッと書いておきますが、
出産後は大量出血もあったこともあり、輸血&大量の点滴投与&絶対安静と中々スリリングな入院生活を送ることに。10回くらい「あれ?もう死ぬかな?」と思いましたがなんとか生還しましたよ。
赤ちゃん産むのってマジで命懸け。全人類お母さんには感謝しな。
赤ちゃんはNICUに入院することに
ちなみに生まれた赤ちゃんは、早産だったのでNICUに入院することになりました。
麻酔が開けてからは、NICUに入院!?大丈夫か!?なんて切腹の跡を痛めながら思っていましたが、
実際新生児科の先生からの説明は「めっちゃ元気ですね」「体重がちょっと小さいので増えるの待ちますね」くらいのサクッとした説明のみ。
実際会ってみるとめっちゃ元気で暴れ回ってたので、この子…生命力強ぇ…と関心。
と、いうか産まれた赤ちゃんの顔が旦那似すぎて、私の遺伝子マジでどこに行った?????という感情の方が強かったです
産後は、あんなに高かった血圧も一気に下がり。
「妊娠が終われば血圧がさがりま〜す☆」なんていうお茶目謎病態の妊娠高血圧症に対し、ほんと何なんだこの病気?と改めて思いました。
退院前の先生からの説明では、今回実はかなり危険な状態になっていたものの3つくらいの奇跡が重なって、自分と赤ちゃんの命が助かったことを教えてもらい自分のラッキガールさに感謝。
やっぱり日頃の行いがいいからですよね(自画自賛)(2回目)
出産を終えてみて
とりあえず、母子ともども元気に生還することができた今回の出産事件でしたが、
改めて日本の医療ってすげぇなというのと、社会保障の厚さに感謝しました。
NICUの数百万円かかる医療費が、おむつ代洋服代以外は全て公的負担でした。日本に産まれてよかった
(※ただ前回も書いたけど医療保険はマジで入っていた方がいいです。笑)
パソコンの使用もほとんどできなかったので、副業もまったくできない日々でしたが、自分の人生観を見直すきっかけにも。
今回実際に自分が患者として長期入院&生死を彷徨って生還したことで「やっぱり看護師っていい仕事だな」「もう一回ちゃんと看護師として働いてみたいな」という気持ちが強くなりました。
ここ数年は副業メインで本業の看護師は週3~4回でゆる〜くというスタンスですが、ここから先はもう一回ちゃんと看護師として仕事に向き合いたいなと。そう思えるくらい、本当にいいお医者さん&病院&看護師さんに診ていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
産休育休が終わったら、副業はそこそこにして看護師としてしっかりキャリアを積む人生を歩んでいきたいと思います。まぁブログは好きなので、これからもずっとぼちぼち更新を続けていきますけどね!
なんやかんや色々ありましたが母子ともども生き残り、これからは夫と3人の生活が始まります。
これから先大変なことがあっても「まぁ私死にかけてたけど生還したラッキーガールやしな」というマインドで生きていこうと思います。
それにしても、
赤ちゃんの顔何回みても旦那の遺伝子強すぎる。
赤ちゃんの写真Twitterにアップして全人類から労いの言葉をもらいつつ祝福されたいのに、あまりにも旦那の顔に似すぎていて身バレしそうでアップできねぇ。
旦那のクローン赤ちゃんか?????私の遺伝子マジでどこいった????
以上です。お疲れ様でした。